看護師から美容系へ転職するコツ

妥協せずに希望の手取り金額を決める

いまのお給料に5万円増えるだけで生活がもっと豊かになると思ったことはありませんか？働いて給料をもらう人なら誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。一般の病院と違って、美容クリニックのお給料は「基本給プラス報奨金（インセンティブ）」で成り立っています。ちなみに報奨金（インセンティブ）とは、決められたお給料とは別に、勤労や努力に報い、奨励する意味で贈られる金品という意味で、業績や功績に応じて支給されるものです。賞与の有無もクリニックによって異なります。賞与がない美容クリニックでは、その月の売上によって支給される報奨金で給与を調整しています。報奨金は毎月決まった金額が支給されるわけではありませんので、注意が必要です。最低でも欲しい手取り金額を自分の中できちんと決めた上で転職活動をしていきましょう。

年間休日数を把握しておく

お給料がいくら高額でも、休みの日がなければ使う時間と余裕がないため、理想のワークライフバランスは実現できません。せっかく過酷な病棟勤務から卒業したのに、新しい仕事先でも休みなく勤務をしていたらストレスが溜まってしまいます。美容クリニックには、定休日、希望休、有給、リフレッシュ休暇など、さまざまな休み・休暇を取り入れているクリニックが多いです。クリニック独自の休みの日を取り入れている場合もあります。夜勤のないクリニックは、24時間365日体制での勤務、年越し夜勤をすることはありませんが、世間の休みに営業するクリニックもあります。転職活動をするときは、クリニックによって異なる休みの日や平均年間休日数なども確認しておきましょう。

福利厚生の内容を細かくチェックする

福利厚生には主に、社会保険、社員旅行、家賃補助、退職金制度、育休や産休などがありますが、クリニックによっては美容に関する福利厚生や特典が充実していることがあります。たとえば、無料で脱毛やフェイシャルの施術が受けられる、ダイエットサプリなどの美容医薬品が安く買えるなど、特典内容はクリニックによって異なります。働きながら美しくなれるのは、女性としてはとてもありがたいことだと思います。美容医療系の看護師としての特権をフルに活かすためにもしっかり事前チェックしておきましょう。

身だしなみや接客ルールを確認する

美容クリニックでは病院のように容姿やメイクについての規程やルールが決められていないことが多いです。クリニックによっては院内の雰囲気やカラーがあるので、面接でどんな人が働いているのか聞いておくのがおすすめです。また、美容クリニックにいらっしゃる方々は「全額自己負担でお金を払っている健康な人たち」です。つまり、看護ではなく接客をするということです。言葉遣いや立ち振る舞い、身だしなみは事前にセルフチェックしておきましょう。